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電気自動車の充電コネクター:種類と選び方

電気自動車の充電には、大きく分けて交流と直流という二つの方法があり、それぞれに合った接続口があります。家庭のコンセントから充電する場合は交流で、時間をかけてゆっくりと充電します。交流充電は、まるで携帯電話を充電するように、自宅で手軽に行えることが大きな利点です。寝る前に繋いでおけば、朝には満タンになっているイメージです。ただし、充電速度は比較的遅いため、急いでいる時には不向きです。 一方、高速道路のサービスエリアなどで見かける急速充電器は直流を用います。直流充電は、大容量の電気を一気に送り込むため、短時間で充電できます。長距離ドライブの休憩中に、十分な電気を補給できる利便性があります。まさに、ガソリンスタンドで燃料を補給する感覚に近いでしょう。しかし、直流の急速充電器は設置数がまだ少なく、交流に比べて充電コストが高い場合もあります。 これらの二つの充電方法に合わせた接続口は、それぞれ形が異なり、間違って繋げない安全設計となっています。交流用の接続口は、家庭用コンセントと似た形状で、電気の圧力や量に応じていくつか種類があります。一方、直流用の接続口は、太くて丈夫な作りで、大量の電気が流れても耐えられるようになっています。 さらに、近年は充電速度を速くしたり、安全性を高めたりするために、新しい規格の接続口も開発されています。電気自動車を選ぶ際には、対応している接続口の種類を確認することが大切です。どの接続口が使えるかで、充電できる場所や速度が変わってくるため、自分の使い方に合った車を選ぶ上で重要なポイントとなります。