オイルレベルゲージ

記事数:(2)

メンテナンス

オイルレベルゲージ:車の健康診断

車の心臓部とも言えるエンジンは、たくさんの金属部品が複雑に組み合わさって動いています。これらの部品が互いに擦れ合うことで摩擦熱が生じ、高温になるとエンジンが焼き付いて動かなくなってしまいます。この摩擦熱を抑え、円滑に動かすためにエンジンオイルは必要不可欠です。人間でいうところの血液のような役割を果たしており、エンジンの健康状態を保つためには適切な量のエンジンオイルを保つことが重要です。 では、エンジンオイルの量はどのように測るのでしょうか?そこで登場するのが「オイルレベルゲージ」です。オイルレベルゲージは、エンジンオイルの量を測るための道具で、エンジンの健康状態を測る体温計のようなものと言えるでしょう。オイルレベルゲージの先端には、適切なオイル量の範囲を示す線が刻まれています。エンジンオイルの量がこの範囲内にあるかどうかを確認することで、オイルの補充が必要かどうかを判断できます。 エンジンオイルが不足すると、エンジン内部の金属部品が十分に潤滑されず、摩擦熱によって部品が損傷する可能性があります。最悪の場合、エンジンが焼き付いてしまい、高額な修理費用が必要になることも。また、エンジンオイルが多すぎるのも問題です。オイルが多すぎると、エンジンの回転抵抗が増加し、燃費が悪化したり、オイルが燃焼室に入り込んで排気ガスが汚れたりする原因となります。 オイルレベルゲージは、エンジンオイルの量を簡単に確認できる便利な道具です。定期的にオイルレベルゲージを使ってエンジンオイルの量をチェックすることで、エンジンの不調を早期に発見し、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。車の取扱説明書には、オイルレベルゲージの使い方や確認の頻度が記載されているので、一度確認してみることをお勧めします。愛車を長く快適に走らせるためにも、オイルレベルゲージを有効活用しましょう。
メンテナンス

オイル量確認の必需品:ディップスティック

車は、その心臓部であるエンジンを円滑に動かすためにエンジンオイルを使っています。このオイルは、エンジン内部の金属部品同士の摩擦を減らし、摩耗を防ぐとともに、エンジンを冷却する役割も担っています。もしオイルが不足すると、エンジン内部の温度が過度に上昇し、金属部品が焼き付いてしまうなどの重大な故障につながる恐れがあります。最悪の場合、エンジンが動かなくなり、多額の修理費用がかかることもあります。 このような事態を防ぐため、エンジンオイルの量は常に適切に保たなければなりません。そこで活躍するのが、オイル量を測るための道具であるディップスティックです。ディップスティックは、細い金属棒で、エンジンルーム内に設置されています。先端に持ち手が付いており、容易に引き抜くことができます。この棒には、オイル量の目安となる線が刻印されています。オイル量を調べるには、まずエンジンを停止し、数分間置いてオイルをオイルパンに落ち着かせます。それからディップスティックを引き抜き、布などで先端を拭き取ります。そして、再びディップスティックを奥まで差し込み、再度引き抜いてオイルの付着している位置を確認します。オイルの付着位置が、ディップスティックに刻印されている上限と下限の線の間にあれば、オイル量は適正です。もし下限より下回っている場合は、オイルを補充する必要があります。上限を超えている場合も、オイル漏れなどの問題が隠れている可能性があるので、点検が必要です。 ディップスティックは、オイルの減少を早期に発見するための大切な道具と言えるでしょう。定期的にオイル量をチェックすることで、エンジンの故障を未然に防ぎ、車を長く安全に走らせることができます。オイル交換時には、新しいオイルの量もディップスティックで確認し、適正量を維持するようにしましょう。