オービス

記事数:(1)

安全

速度監視の眼、オービスの仕組み

道の端に設置されている、速度の出し過ぎを取り締まる機械を、一般的にオービスと呼びます。正式には自動速度違反取締装置といい、決められた速度よりも速く走っている車を自動的に写真や動画で記録する役割があります。この装置は、主に2種類あります。一つは、道路に埋め込まれた装置で、車が通過する時に速度を測り、速度超過の場合にはカメラが作動してナンバープレートや運転している人の顔を撮影します。もう一つは、道路の脇に設置されたレーダー式の装置で、レーダーを使って速度を測り、速度超過の場合にはカメラが作動します。 撮影された写真や動画は、警察官によって確認され、速度違反の証拠として使われます。オービスがあることで、運転する人は速度制限を守る意識が高まり、交通事故を減らす効果が期待されています。速度を出し過ぎると大きな事故につながる可能性があるため、オービスによる取り締まりは、安全な道路環境を守る上で大切な役割を担っています。運転する人は、オービスがあることを意識し、常に決められた速度を守って運転する必要があります。 オービスは、道路交通法という法律に基づいて設置・運用されており、取り締まりも正しい手順で行われています。もし、オービスによる取り締まりに納得できない場合は、異議を申し立てることができますが、速度違反をしていないという証拠がない限り、罰則を受けることになります。安全運転を心がけ、オービスによる取り締まりを受けないようにすることが大切です。日頃から、道路標識で示される制限速度を確認し、速度計に注意を払いながら運転しましょう。また、カーナビゲーションシステムなどを使用する場合は、速度情報の提供機能を活用することで、速度超過を防ぐのに役立ちます。周囲の交通状況にも注意を払い、安全な速度で運転することが、自分自身と周りの人の安全を守ることにつながります。