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消耗品

歯付き座金:小さな部品、大きな役割

歯付き座金は、縁にノコギリのような細かい歯が刻まれた部品で、ボルトやナットの緩みを防ぐために使われます。一見すると小さな部品ですが、車をはじめ様々な機械の中で、なくてはならない大切な役割を担っています。 歯付き座金には色々な種類があり、歯の向きや形状によって分類されます。まず、歯が外側に向いている外歯形。これは、締結する相手の部品を傷つけにくいという特徴があります。そのため、プラスチック部品など、柔らかい材料に使われることが多いです。次に、歯が内側に向いている内歯形。これは、外歯形とは逆に、相手材にしっかりと食い込むため、より強い締結力が必要な場合に用いられます。また、内外両方に歯が付いている内外歯形もあります。これは、外歯形で相手材を守りつつ、内歯形で高い締結力を得られるという、両方の利点を兼ね備えています。 さらに、皿のように少し窪んだ形状の皿形も存在します。これは、ボルトの頭を沈めることができ、見た目もすっきりさせられます。 このように、歯付き座金は、締結する部品の材質や形状、必要な締結力などに応じて、最適な種類を選ぶ必要があります。適切な座金を選ぶことで、部品の緩みを防ぎ、機械の安全性を確保することに繋がります。小さな部品ですが、その役割は大きく、機械の信頼性を支える縁の下の力持ちと言えるでしょう。