エネルギーモニター:車の流れが見える
組み合わせ式の車は、動力源として、エンジンと電気で動くモーターの二種類を積んでいます。この二つの動力がどのように車の動きにつながっているのか、それを分かりやすく画面に映し出すのが、エネルギー監視装置です。この装置は、車の主要な部分であるエンジン、モーター、電池といった部品の間で、力がどのようにやり取りされているのかを、見てすぐに分かるように表示してくれます。まるで車の内部を見透かすように、それぞれの部品がどのように力を合わせ、車を動かしているのかを、その時その時に確認できるのです。
組み合わせ式の車の仕組みは複雑ですが、このエネルギー監視装置を使うことで、力の流れが視覚的に理解できるため、仕組みを学ぶのに役立ちます。例えば、エンジンがどのように動力を生み出し、モーターがどのようにそれを補助し、電池がどのように充電されているのかを、一目で見ることができます。さらに、自分の運転の仕方が燃費にどう影響するのかも分かります。アクセルを踏む強さやブレーキのかけ方によって、エネルギーの流れがどのように変化するのかを確認することで、無駄なエネルギー消費を抑える運転を心がけることができます。
エネルギー監視装置は、たいてい車の真ん中にある画面に表示されます。矢印や数字を使って、力の流れや消費量、ブレーキをかけた時に電池を充電する様子などが、見てすぐに分かるように表示されます。例えば、アクセルを強く踏むと、エンジンからタイヤへの矢印が太くなり、エネルギー消費量を示す数字が大きくなります。逆に、ブレーキを踏むと、タイヤから電池への矢印が表示され、電池が充電されている様子が分かります。このように、エネルギー監視装置は、運転の仕方を学び、燃費の良い運転をするための、心強い案内役と言えるでしょう。