ハイブリッド方式

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カーナビ

カーナビ進化の歴史と未来

自動車の道案内装置、通称カーナビは、今ではほとんどの車に備え付けられているなくてはならない装置の一つです。その歴史は1981年、日本の自動車会社であるホンダが世界で初めて自動車に搭載できる実用的な道案内装置を開発したことに始まります。この装置は、回転する独楽の性質を利用した「独楽方式」と呼ばれる方法で、自車の位置と向きを調べていました。独楽の回転軸は、外からの力を受けない限り向きを変えません。この性質を利用して、自動車の動きによる独楽の軸の傾きを測定することで、どの方向にどれだけ進んだかを計算していたのです。 しかし、この独楽方式には弱点がありました。独楽はわずかな振動や温度変化の影響を受けてしまうため、走行中に誤差が少しずつ積み重なっていき、正確な位置を把握し続けるのが難しかったのです。また、当時の装置は現在のように道路地図を画面に表示するのではなく、音声で運転手に道案内を行う方式でした。そのため、運転手は音声案内を聞きながら、地図帳と照らし合わせながら運転しなければならず、使い勝手が良いとは言えませんでした。 さらに、この装置は非常に高価で、販売価格が約30万円もしました。これは当時の一般的な乗用車の価格に匹敵するほどの値段でした。そのため、ごく一部の限られた人しか利用することができなかったのです。 それでも、見知らぬ土地での運転を助けてくれるという画期的な技術であったため、人々の注目を集めました。そして、カーナビの歴史の始まりとなりました。まさに自動車の発展における革新的な一歩だったと言えるでしょう。
ハイブリッド

燃費向上と環境性能を両立 パラレルハイブリッド車

二つの動力源を持つ車を、組み合わせ駆動車と呼びます。これは、燃料を燃やして動く原動機と、電気を用いる電動機、この二つの動力を組み合わせて車を走らせる仕組みです。 原動機は、ガソリンや軽油といった燃料を燃やすことで力を生み出します。燃料を燃やすことで発生する高い熱エネルギーを、運動エネルギーへと変換し、車を動かすのです。力強い走りや長距離の走行を得意としています。 一方、電動機は電気を用いて回転し、動力を生み出します。電気エネルギーを運動エネルギーに変換する仕組みです。音や振動が少なく、滑らかな動き出しが特徴です。特に、発進時や街中での低速走行時に力を発揮します。 組み合わせ駆動車は、この二つの動力源を状況に応じて使い分けます。例えば、静かに発進したい時や、街中をゆっくり走る時は、電動機のみを使います。これにより、燃料の消費を抑え、排気ガスを減らすことができます。速度を上げたい時や、坂道を力強く登りたい時は、原動機を併用したり、原動機のみで走行します。原動機の力強い走りを活かすことで、スムーズな加速や力強い登坂を実現します。また、減速時には、運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、電動機を回して発電機のように使います。こうして生まれた電気は蓄電池に蓄えられ、再び電動機を動かすために使われます。 この動力源の切り替えは、車の状況に合わせて自動的に行われます。そのため、運転する人は意識することなく、二つの動力源の利点を最大限に活かした走りを楽しむことができるのです。