ハイマウントタイプ

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安全

安全な車内空間:エアバッグの設置位置

自動車の安全を守る上で欠かせない装備の一つに、衝突時に瞬時に膨らむ空気袋があります。これは、事故の際の衝撃から乗員を守るための重要な安全装置であり、様々な種類が開発されています。中でも、助手席を守るための空気袋は、設置場所によって大きく三つの種類に分けられます。設置場所の違いは、袋の膨らみ方や乗員への保護性能に影響を与えるため、それぞれの特性を理解することが重要です。 まず、計器盤の下の方に設置される種類があります。これは、比較的低い位置に取り付けられるため、ローマウント型と呼ばれます。この種類は、衝突時に袋が下から上に膨らむため、乗員の腰や脚への衝撃を効果的に軽減することができます。特に、前面衝突時に下半身へのダメージを抑える効果が高く、重大な怪我を防ぐのに役立ちます。 次に、計器盤の真ん中あたりに設置される種類があります。これは、ローマウント型よりも高い位置に取り付けられるため、ハイマウント型と呼ばれます。この種類は、衝突時に袋が正面に向かって膨らむため、乗員の胸部や頭部への衝撃を軽減することができます。特に、側面衝突時や斜めからの衝突時に効果を発揮し、乗員の上半身を保護します。 最後に、計器盤の上部に設置される種類があります。これは、最も高い位置に取り付けられるため、トップマウント型と呼ばれます。この種類は、衝突時に袋が上から下に膨らむため、乗員の頭部への衝撃を重点的に軽減することができます。特に、車両が横転するような事故の際に効果を発揮し、頭部への重大な損傷を防ぎます。 このように、助手席の空気袋は設置場所によって種類が異なり、それぞれが異なる保護性能を持っています。自動車を選ぶ際には、これらの特徴を理解し、より安全な車を選ぶことが大切です。