車の顔、フロントフェンダー
泥はねは、単に車が汚れるだけでなく、周囲の車や歩行者の視界を悪くし、事故に繋がる恐れがあるため、とても危険です。それを防ぐ「泥よけ」は、車体にとって重要な部品です。泥よけは、前輪タイヤの上部を覆う「前輪泥よけ」と後輪タイヤの上部を覆う「後輪泥よけ」の二種類があり、それぞれ重要な役割を担っています。
前輪泥よけは、タイヤが回転することで巻き上げられる小石や砂、雨天時の泥水を跳ね上げるのを防ぎます。高速道路を走行中に小石がフロントガラスに当たって傷が付いたり、ひびが入ったりするのを防ぐ効果も期待できます。また、対向車や歩行者に泥や水が跳ねてしまうのを防ぎ、安全な通行を確保する上でも大切な役割を果たしています。
後輪泥よけも同様に、後方へ巻き上げられる泥や水を防ぎます。後続車に泥水を跳ね上げて視界を遮ったり、車体を汚したりするのを防ぐことで、後続車の安全運転を支援し、トラブルを未然に防ぎます。
泥よけは、材質も様々です。樹脂製は軽量で錆びにくく、金属製は強度が高く、形状も多様性に富んでいます。また、近年では、ゴム製の泥よけも普及しており、柔軟性があり、路面との接触にも強いため、様々な路面状況に対応できます。
このように、泥よけは、ドライバーだけでなく、周囲の人々の安全を守る上で重要な役割を果たしています。泥よけがなければ、車はすぐに泥だらけになり、周囲の車や歩行者にも迷惑をかけてしまうでしょう。安全で快適な運転環境を維持するためにも、泥よけはなくてはならない存在と言えるでしょう。