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車の買取

車の価値を測る残存率

車は大きな買い物ですから、長く乗り続けたいと思うのは当然です。そこで、車の価値がどれくらい維持されるかは、購入時に気にする重要な点となります。その価値を計る尺度の一つが「残存率」です。残存率とは、過去に販売された車が、現在どれくらい現役で走っているかの割合を示すものです。 新しい車を手に入れた時の喜びは格別ですが、車は年月が経つにつれてどうしても劣化していきます。部品の摩耗や故障、流行遅れになったデザインなど、様々な要因によって価値は下がってしまうのです。しかし、車種によっては価値の下がり方が緩やかなものもあり、それを知るための目安となるのが残存率です。 残存率は、特定の年に販売された車の台数を基準として、現在も登録されている車の台数を割り算して計算します。例えば、ある年に10万台売れた車が、3年後に6万台登録されているとすると、その車の3年後の残存率は60%となります。この計算に必要なデータは、一般財団法人自動車検査登録情報協会が公表しており、誰でも確認することができます。 残存率が高い車は、それだけ多くの人が長く乗り続けていることを意味します。これは、その車が故障しにくい、修理費用が安い、あるいは人気が高く中古車市場での需要が高いといった様々な理由が考えられます。つまり、残存率は、車の耐久性、信頼性、人気度などを総合的に反映した指標と言えるでしょう。 これから車を選ぶ際には、購入価格だけでなく、数年後の残存率にも目を向けてみましょう。そうすることで、長い目で見てお得な車選びができるはずです。