車両本体価格とは?
{車両本体価格とは、広告やカタログなどで表示されている、車の基本的な価格}のことです。これは、その車が公道を走るために必要な最低限の機能や部品を備えた状態での価格を指します。文字通り、車の「本体」だけの価格と考えて良いでしょう。
具体的に言うと、エンジンやタイヤ、ハンドル、ブレーキ、シート、ライトなど、車が走る、曲がる、止まるといった基本動作に必要なものは含まれます。また、メーカーが標準で装備しているエアコンやラジオなども、通常は本体価格に含まれています。
しかし、販売店が独自に用意する付属品や、購入者が任意で追加できる装備品は、本体価格には含まれません。例えば、カーナビゲーションシステムや、高速道路料金支払いに便利な自動料金収受システム、デザイン性を高めるアルミホイール、雨除けのためのサイドバイザー、車内を清潔に保つためのフロアマットなどは、本体価格とは別に費用がかかります。これらは、販売店オプションやメーカーオプションと呼ばれ、必要なものだけを選んで追加することができます。
つまり、車両本体価格にこれらのオプション品を追加した価格が、実際に購入する際の総額となるわけです。カタログやウェブサイトに表示されている価格をよく見ると、「車両本体価格」と別に「オプション価格」が記載されている場合もあります。車を選ぶ際は、本体価格だけでなく、必要なオプションも考慮して、総額でいくらになるのかをしっかり確認することが大切です。本体価格だけを見て安いと思っていても、必要なオプションを追加していくと、最終的な金額が大きく変わることもあるので注意が必要です。