燃料消費率

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環境対策

燃費ガイドブックで賢く車選び

くるまを選ぶとき、燃料の消費量はとても気になる点です。燃料をたくさん使うくるまは、維持費がかさんでしまいます。そこで役立つのが『燃費ガイドブック』です。これは国土交通省が毎年発行している『自動車燃費一覧』のことで、市販されている様々なくるまの燃料消費量が一目でわかるようになっています。 このガイドブックに載っている燃料消費量は、『10・15モード燃費』と呼ばれる方法で測られています。カタログに載っている燃費とは違う数値の場合があります。カタログの燃費は、渋滞のない理想的な道路状況を想定した数値です。一方、10・15モード燃費は、街中や郊外など、より実際に近い道路状況を想定して測られています。そのため、実際に運転したときの燃費に近い値を把握できます。 燃費ガイドブックを使うことで、くるまを買った後にかかる燃料代をより正確に予想できます。燃料代をあらかじめ予想できれば、家計の負担を減らすことにも繋がります。例えば、燃料消費量の少ないくるまを選べば、長距離の運転でも燃料代を抑えられますし、給油の回数も減らすことができます。 また、同じ排気量のくるまでも、メーカーや車種によって燃料消費量は異なります。燃費ガイドブックでは、様々なメーカーのくるまの燃費を比較することができます。そのため、自分に合った燃費性能のくるまを選ぶための参考資料として活用できます。 さらに、この燃費ガイドブックは、国土交通省のホームページでも見ることができます。パソコンやスマートフォンがあれば、いつでも簡単に情報を得ることができます。わざわざ冊子を取り寄せる必要がないので、とても便利です。
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燃費を極める!最小燃費の秘密

車は、走るために燃料を使います。燃料の使用量は、財布にも環境にも大きな影響を与えます。そこで、車の燃費性能を表す指標として「最小燃費」が使われます。最小燃費とは、エンジンが一定の力を出す際に、どれだけの燃料を消費するかを示す値です。 具体的には、エンジンが1キロワット、または1馬力という単位で力を出す際に、1時間あたりにどれだけの燃料を使うかという最小の値を表します。この値が小さければ小さいほど、少ない燃料で同じ力を出せる、つまり燃費が良いことを示します。 この最小燃費は、別名「最小ブレーキ比燃料消費率」とも呼ばれます。「ブレーキ比」とは、エンジンが出せる力の最大値ではなく、実際に使っている力の割合を指します。つまり、最小ブレーキ比燃料消費率は、エンジンが最も効率良く力を出す状態での燃料消費率を表しているのです。 自動車を作る会社は、この最小燃費を良くするために、様々な技術開発に取り組んでいます。例えば、エンジンの構造を工夫したり、燃料を噴射する方法を改善したり、摩擦を減らすための工夫などを重ねています。 燃料の消費を抑えることは、二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化防止に貢献します。また、燃料代を節約できるため、家計の負担軽減にも繋がります。そのため、最小燃費の向上は、私たちにとって非常に大切な課題と言えるでしょう。
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燃費をよく知る:基礎知識

車を走らせるには燃料が必要です。この燃料がどれだけ使われるかを表すのが燃料消費量です。一般的には「燃費」という言葉で知られており、1リットルの燃料でどれだけの距離を走れるかを示す数値です。単位はキロメートル毎リットルで、この数値が高いほど、少ない燃料で長い距離を走れる、つまり燃費が良いことを意味します。 燃料消費量は、車の維持費を考える上で非常に重要な要素です。同じ距離を走るにも、燃費の良い車と悪い車では、必要な燃料の量が大きく変わってきます。そのため、車の購入を検討する際の重要な判断材料となります。 燃料消費量に影響を与える要素は様々です。まず、エンジンの大きさや種類が挙げられます。大きなエンジンや高出力のエンジンは、一般的に多くの燃料を消費します。次に車の重さも関係します。重い車を動かすには、より多くのエネルギーが必要となるため、燃料消費量も増加します。さらに空気抵抗も燃費に影響します。空気抵抗が大きい車は、より多くのエネルギーを消費するため、燃費が悪くなります。 運転方法も燃料消費量に大きく影響します。急発進や急ブレーキは燃料の無駄遣いにつながります。また、不要なアイドリングも燃料を消費するため、出来るだけ避けたい行動です。一定速度で走ることも燃費向上に繋がります。 タイヤの空気圧も燃費に影響します。空気圧が低いと、タイヤの変形が大きくなり、地面との摩擦 resistance が増加します。その結果、燃料消費量が増加します。こまめに空気圧をチェックし、適正な空気圧を維持することで、燃費を向上させることができます。 日々の運転で燃費を意識することで、燃料費を抑えることに繋がります。車選びの際は、カタログ燃費だけでなく、実燃費も参考にしながら、自分に合った車を選びましょう。