独立懸架式

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駆動系

駆動軸の仕組み:ライブアクスルとは?

車を走らせるためには、エンジンの力を車輪に伝える必要があります。その役割を担うのが駆動軸です。大きく分けて、駆動しないものと駆動するものがあり、駆動しないものは「デッドアクスル」、駆動するものは「ライブアクスル」と呼ばれます。 デッドアクスルは、車輪を支えるだけで、エンジンからの力は伝わりません。たとえば、荷物を運ぶための台車などを想像してみてください。台車の車輪は、ただ荷物を支えているだけで、自ら動く力はありません。デッドアクスルもこれと同じように、単に車輪の位置を固定し、車体を支える役割のみを担います。主に、前輪駆動車の後輪や、後輪駆動車の前輪などに採用されています。 一方、ライブアクスルは、エンジンからの動力を車輪に伝え、車を走らせる役割を担う重要な部品です。いわば車の心臓部とも言えるでしょう。ライブアクスルは、車軸の中に動力を伝えるための機構が組み込まれており、エンジンで発生した回転運動を、タイヤを回転させる力に変換します。 ライブアクスルには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。例えば、車軸が車体に対して固定されているものや、独立して動くものがあります。車軸が固定されているものは構造が単純で丈夫という利点がありますが、路面の凹凸の影響を受けやすく乗り心地が劣る場合があります。逆に、独立して動くものは、路面の凹凸の影響を受けにくく乗り心地が良いという利点がありますが、構造が複雑になりがちです。 このように、駆動軸には様々な種類があり、車の走行性能や乗り心地に大きな影響を与えます。どの種類の駆動軸を採用するかは、車の用途や設計思想によって決定されます。そのため、車を選ぶ際には、駆動軸の種類にも注目してみると良いでしょう。