自動車型式指定制度

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手続き

指定自動車とその利点

クルマを買うときには、様々な手続きが必要ですが、中でも大切なのが型式認定です。これは、国が定めた安全や環境に関する基準を満たしているかを審査する制度のことです。この審査に合格したクルマが「指定自動車」と呼ばれます。「指定自動車」とは、簡単に言うと、国のお墨付きをもらったクルマのことです。 もう少し詳しく説明すると、「自動車型式指定制度」というしくみの中で、国の厳しい審査を受けて、型式指定を受けたクルマのことを指します。この制度は、道路を走るクルマの安全を確保し、環境への悪い影響をできるだけ少なくするために設けられています。 では、どのようなクルマが型式指定を受け、指定自動車になれるのでしょうか。道路運送車両法では、クルマの種類を細かく分けていますが、その中で普通自動車、小型自動車(二輪車を含む)、軽自動車(二輪車は除く)、そして大型特殊自動車が、この検査の対象となるクルマです。これらのクルマは、型式指定を受けることができるので、指定自動車となる可能性があります。 例えば、あなたが新しい普通自動車を買おうとしたとき、そのクルマが指定自動車であれば、既に国の安全基準や環境基準を満たしていることが保証されているので、安心して乗ることができます。逆に、もし指定自動車でなければ、自分で様々な検査や手続きをしなければならず、とても大変です。ですから、クルマを買う際には、そのクルマが指定自動車かどうかを確認することが大切です。指定自動車であるかどうかは、車検証を見れば分かります。車検証には、型式指定番号というものが記載されており、この番号があれば、そのクルマは指定自動車ということになります。 このように、指定自動車とは、国が定めた基準を満たした安全で環境に優しいクルマのことです。安心してクルマに乗るために、指定自動車について知っておくことは重要です。