識別記号

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手続き

車両型式の謎を解き明かす

車を公道で走らせるためには、様々な決まりを守らなければなりません。安全な車を作るための基準を国が定めており、その基準を満たしているかを国が確かめる仕組みがあります。その仕組みの中で、「車両型式」という考え方が大切な役割を担っています。車両型式とは、同じ種類だとわかるように車につける記号のことです。この記号を見れば、どのような車種で、どのような特徴を持っているのかがすぐにわかります。 車を製造し販売するためには、国土交通省の許可を得る必要があります。その際に、車両型式を申請し、認められる必要があります。この車両型式は、車の設計図や説明書に基づいて決められます。つまり、車両型式は、一台一台の車につけられる番号ではなく、同じ種類の車であれば、同じ車両型式が与えられます。例えば、同じ製造元の同じ車種の車であれば、基本的に同じ車両型式になります。 しかし、小さな改良などで車の性能が変わった場合は、車両型式も変更されることがあります。例えば、同じ車種でも、排気量の違うものや、駆動方式の違うもの(前輪駆動か後輪駆動かなど)がある場合、それぞれ別の車両型式が割り振られます。また、安全装備の追加や、燃費性能の向上など、車の設計が大きく変わった場合も、車両型式が変わることがあります。このように、車両型式は、車を管理し、安全を確保するために大切な役割を担っているのです。車両型式を知ることで、その車がどのような性能や特徴を持っているのかを理解することができます。また、車両型式は車の修理や部品交換の際にも役立ちます。適切な部品を選ぶために、車両型式を確認することが重要です。 車両型式は車にとって、いわば戸籍のようなものと言えるでしょう。