2+2シーターとは?
二加二座席配置は、主に走りを重視した車に用いられる座席の構成です。前部に二人分のゆったりとした座席があり、後部にも二席が備え付けられています。しかし、後部座席は大人には窮屈で、足元も狭いため、主に子供や小柄な人、または短時間の乗車に適しています。
前部座席は、運転者と助手席の乗員が快適に過ごせるよう、十分な広さと機能性を備えています。座面の形状や素材、背もたれの角度調整など、長時間の運転でも疲れにくい工夫が凝らされています。また、冷暖房機能付きの座席やマッサージ機能付きの座席なども、一部の高級車種では採用されています。
一方、後部座席は補助席としての位置付けです。足元の空間が狭く、天井も低いため、大人が長時間座るには適していません。子供や小柄な人が短時間乗車する場合や、荷物を置くスペースとして活用されることが多いでしょう。
二加二座席配置の車は、実質的には二人乗りの車と考えることができます。後部座席は緊急用、あるいは短時間の移動用として割り切った設計です。そのため、大人四人が快適に長距離移動をする用途には向きません。
しかし、走りを重視した車の場合、車体の大きさを抑え、軽量化するために、二加二座席配置が選ばれることがあります。後部座席を広く設計すると、車体が大きくなり、重量も増してしまうため、走行性能に影響が出ます。二加二座席配置にすることで、走行性能と実用性を両立させていると言えるでしょう。
このように、二加二座席配置は、主に走りを重視した車種で採用され、大人二人が快適に移動できることに主眼を置いた設計です。後部座席は補助的な役割を果たし、緊急時や短時間の移動に利用されます。