3列目シートの便利収納:リヤクォータートリムボックス
荷室の両脇に、壁と一体化したような収納場所を見かけたことはありませんか?これは、リヤクォータートリムボックスと呼ばれる収納スペースです。主に三列の座席を持つ箱型の車や、休日に家族で楽しむための車、多人数で乗れる車などに見られます。三列目の座席の左右、あるいは両側に設置されていることが一般的です。
一見すると、壁の一部と見分けがつかないほど巧みに隠されていますが、蓋を開けてみると予想以上に大きな空間が広がっています。普段あまり使わない道具や、子供のおもちゃ、洗車用品など、様々なものを収納できます。車内の空間を無駄なく使うための、工夫の一つと言えるでしょう。
リヤクォータートリムボックスの設置場所にも注目してみましょう。三列目の座席は、左右の窓際に配置されていることがほとんどです。そのため、リヤクォータートリムボックスは、座っている人にとって手が届きやすい場所に位置することになります。例えば、長距離の移動中に急に必要なものが出てきた場合でも、すぐに取り出すことが可能です。また、子供たちが自分で必要なものを出し入れできるため、周りの人に頼らずに済むという利点もあります。
このように、リヤクォータートリムボックスは、限られた車内空間を最大限に活用するための、大変便利な収納スペースです。一見地味な存在ですが、車内の快適性を高める上で重要な役割を果たしていると言えるでしょう。もし三列シートの車に乗る機会があれば、リヤクォータートリムボックスを探してみてはいかがでしょうか。その使い勝手の良さに、きっと驚くはずです。