広幅平底リム:トラックとバスを支える縁
荷物を運ぶ大きな車や人を運ぶ乗り合い自動車などに使われている車輪には、タイヤを固定するための輪っかが必要です。この輪っかをリムと言い、様々な種類があります。その中で、幅が広く底が平らなものを広幅平底リムと言います。このリムは、名前の通り底の部分が平らになっているのが大きな特徴です。
車輪の中心に向かって窪んでいるタイプのリムもありますが、広幅平底リムはそうではありません。まるで浅いお皿のような形をしているものや、深いお椀のような形をしているものもありますが、広幅平底リムは平らな板のような形をしています。
この平らな形のおかげで、重い荷物を積んだ大きな車や、たくさんの人を乗せた乗り合い自動車の重さをしっかりと支えることができます。また、安定性も高く、安全な走行に役立っています。
さらに、広幅平底リムには、タイヤを引っ掛ける部分が片方だけ外れるようになっています。タイヤの取り付けや交換作業をするときには、この部分を外してタイヤをセットします。そして、再びこの部分を元に戻せば作業完了です。この仕組みのおかげで、タイヤの取り付けや交換が簡単に行えます。
このように、広幅平底リムは、強度と安定性に優れ、作業性も高いという特徴を持っています。そのため、過酷な環境で使用される大きな車や乗り合い自動車に最適なリムとして広く使われています。