ジェイペグ:画像の圧縮方式
写真の記録方法として広く使われているジェイペグ。この呼び名は、実は正式名称である合同写真専門家集団の頭文字から来ています。では、この合同写真専門家集団とは一体どんなものなのでしょうか。
合同写真専門家集団は、世界共通の規格を決める国際標準化機構と国際電気標準会議の合同技術委員会によって作られました。写真のような静止画を、どうやって小さく記録するか、その方法を決める専門家の集まりです。この専門家集団が定めた規格、つまり写真の記録方法が、ジェイペグと呼ばれるようになったのです。
ジェイペグという名前は、正式名称の英語表記「joint photographic coding experts group」の頭文字からとられています。つまり、「ジェイ(J)」「ピー(P)」「イー(E)」「ジー(G)」を繋げて「ジェイペグ(JPEG)」と呼ぶようになったのです。
ジェイペグの規格は、今ではインターネット上で最もよく使われている写真の記録形式の一つです。ホームページに載っている写真や、インターネットを通じてやり取りされる写真の多くは、このジェイペグ形式で記録されています。また、普段私たちが使っている携帯電話や、写真撮影専用の機器に記録される写真も、ほとんどがこのジェイペグ形式です。
このように、ジェイペグは世界中の写真記録の共通語と言えるほど、広く普及しています。専門家集団が定めた規格のおかげで、私たちは手軽に写真を記録したり、共有したりすることができるようになったのです。