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車の上に自転車を:サイクルキャリア徹底解説

自転車を運ぶための道具を選ぶ時、まず種類を知ることが大切です。大きく分けて、屋根に固定する屋根積み型、車の後ろに付ける後部積み型、そして車の中に積む車内積み型の三つの種類があります。 屋根積み型は、車の屋根に土台を固定し、そこに自転車を載せる方法です。車種を選ばず、多くの車に取り付けられるのが良いところです。しかし、車全体の高さが上がるため、高さ制限のある場所、例えば立体駐車場などには入れないことがあります。また、自転車を載せたり降ろしたりする時に、ある程度の力が必要です。風の抵抗を受けやすく燃費が悪くなる場合もあります。 後部積み型は、車の後ろに土台を取り付けて自転車を載せる方法です。後ろに扉がある車、例えば小型乗用車や箱型の車などに適しています。自転車の載せ降ろしが比較的楽ですが、後ろの視界が悪くなることがあるので注意が必要です。また、後方に突起物が出来るため、壁などに接触しないように注意する必要があります。 車内積み型は、自転車を分解して車の中に積む方法です。車種を選ばず、雨や風の影響を受けないのが良いところです。しかし、自転車を分解したり組み立てたりする手間がかかります。また、車の中の荷物を置く場所が必要になります。分解せずにそのまま積めるタイプもありますが、多くの場合、前輪を外す必要があります。 それぞれの種類の良い点と悪い点を理解し、自分の車の形や自転車の種類、そして何のために使うのかを考えて、一番合った種類を選びましょう。
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電気自動車の心臓部、車載型充電器の進化

電気自動車を走らせるには、電気の力が必要です。この電気をためておくのが、バッテリーと呼ばれる部品です。そして、このバッテリーに電気を送るための装置が、車載型充電器です。 車載型充電器は、家庭にあるコンセントから電気を取り込みます。コンセントから送られてくる電気は、そのままではバッテリーに充電できません。電圧や電流の大きさがバッテリーに合っていないからです。そこで、車載型充電器は、コンセントからの電気の種類を変換し、バッテリーに適した電気の種類に変えます。ちょうど、外国の電化製品を使う際に、変圧器を使って電圧を変えるのと同じような働きです。 車載型充電器は、いわば電気自動車のエネルギー補給を行うための重要な部品であり、人間の体でいえば、食事から栄養を吸収する消化器官のような役割を果たしています。以前は、この充電器が大きく、車の中に搭載するには場所を取りすぎていました。しかし、技術の進歩によって小型化、軽量化が進み、今ではほとんどの電気自動車に搭載されるほど小型になっています。かつては大きな荷物だったものが、今ではポケットに入るほど小さくなったと考えると、その進化の度合いがよくわかるでしょう。 この小型化という進化が、電気自動車の普及を大きく後押ししたと言えるでしょう。もしも車載型充電器が大きくて重いままであったら、電気自動車を作るのも難しかったでしょうし、電気自動車に乗る人も少なかったはずです。このように、車載型充電器は電気自動車の発展に欠かせない重要な部品なのです。小型軽量化によって、車内のスペースを広く取れるようになったこと、そして、車の燃費向上にも貢献していることは、見逃せない点です。今後も、更なる小型化、高効率化といった技術革新が期待されています。
EV

電気自動車と充電装置のあれこれ

電気自動車の利用が広まるにつれて、充電装置の種類も増えてきました。大きく分けると、充電にかかる時間で普通充電装置と急速充電装置の二種類があります。 普通充電装置は、家庭にあるコンセントで使用できるものが多く、だいたい8時間ほどで満充電になります。夜眠っている間に充電しておけば、朝には満タンになっているので、毎日の利用に便利です。設置場所で分けると、据え置き型と車載型の二種類があり、据え置き型は自宅や公共の場所に設置されているものが一般的です。車載型は車に搭載されているので、出先でも充電できますが、出力は据え置き型より小さくなります。 一方、急速充電装置は、30分程度で80%までの充電が可能です。高速道路のサービスエリアや道の駅などに設置されており、長距離の運転などで急に充電が必要になった際に、短時間で充電できるのでとても便利です。急速充電装置も据え置き型が一般的です。 このように、充電装置には様々な種類がありますが、自分の車の利用の仕方に合った充電装置を選ぶことが大切です。急速充電は便利ですが、頻繁に利用すると電池の寿命を縮めてしまうことがあるので、基本的には普通充電装置を使い、必要な場合だけ急速充電装置を利用するのが良いでしょう。 最近では、太陽光発電と組み合わせた充電装置も出てきており、環境にも優しい充電方法を選ぶこともできるようになっています。さらに、充電スタンドの種類も多様化しており、出力やコネクタ形状も様々です。自分の車に対応しているか確認してから利用することが重要です。また、充電料金についても、場所や時間帯によって異なる場合があるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
規制

車の可燃物規制:安全な運搬のために

自動車に積み込む荷物の中には、火災を引き起こす危険性のあるものがいくつかあります。これらはまとめて可燃物と呼ばれ、安全に運ぶための特別な決まりが定められています。日常的に扱うものの中にも可燃物は多く存在し、うっかり取り扱うと大きな事故に繋がる恐れがあります。そこで、主な可燃物と、その安全な取り扱い方について詳しく見ていきましょう。 まず、代表的な可燃物として、油紙や油布が挙げられます。これらは油を染み込ませているため、少量の火種でも容易に燃え広がり、火災の原因となります。次に、副蚕糸(ふっさんし)も可燃物です。絹を作る過程で出る副産物ですが、乾燥していると燃えやすい性質を持っています。油かすも同様に、植物油を絞った残りかすであり、乾燥状態では発火しやすいため注意が必要です。 その他にも、燃えやすい性質を持つものとして、団体類や液体類があります。団体類とは、綿、麻、毛、紙、わらなどを指し、これらは空気に触れる面積が大きいため、一度火が付くと急速に燃え広がります。また、燃えやすい液体類としては、ガソリン、灯油、アルコールなどが挙げられます。これらは揮発性が高く、蒸気が空気と混ざると爆発的に燃焼する危険性があります。 さらに、綿花、木毛、わら、合成樹脂なども可燃物です。綿花は繊維が細く、空気を多く含むため燃えやすいです。木毛は木材を薄く削ったもので、包装材などに使われますが、乾燥していると燃えやすいです。わらは乾燥した植物の茎葉であり、火種があれば容易に燃え上がります。合成樹脂はプラスチック製品の原料であり、種類によっては燃えやすいものがあります。最後に、マッチは小さな火種ですが、他の可燃物に引火すると大きな火災に繋がる可能性があるため、可燃物と同様に注意が必要です。 これらの可燃物を自動車に積む際には、火気から遠ざけることはもちろん、直射日光を避け、風通しの良い場所に置くなど、細心の注意を払いましょう。また、可燃物の種類によっては、専用の容器に保管する必要があるものもあります。安全な運搬のためには、それぞれの可燃物の性質を理解し、適切な取り扱い方法を心がけることが大切です。日頃から可燃物の危険性を認識し、火災予防に努めましょう。
安全

車に備える救急箱:安心安全なドライブのために

自動車での移動中は、いつ何が起こるか予測できません。楽しいはずのドライブも、ちょっとした不注意で怪我をしてしまったり、急な体調の変化に見舞われたりすることもあります。そんな時、車内に救急箱が備えてあれば、慌てることなく落ち着いて対応できます。 救急箱は、まさにいざという時の備えです。例えば、乗車している子供が遊んでいて転んで擦りむいてしまったり、うっかり包丁を積んでいて指を切ってしまったり。そんな時、救急箱があればすぐに消毒液と絆創膏で応急処置ができます。また、渋滞に巻き込まれて気分が悪くなった時にも、救急箱に入っている酔い止め薬があれば症状を和らげることができます。このように、救急箱は様々な場面で役立ちます。 救急箱の役割は、怪我や体調不良といった不測の事態への初期対応だけではありません。適切な処置を迅速に行うことで、症状の悪化を防ぎ、より深刻な状態になることを防ぐという重要な役割も担っています。小さな切り傷でも、放置すればそこからばい菌が入って化膿してしまうかもしれません。しかし、すぐに消毒して絆創膏を貼れば、そのような事態を防ぐことができます。また、急な発熱や腹痛の場合も、すぐに適切な薬を服用することで症状の悪化を抑え、病院へ行くまでの時間を安全に過ごすことができます。 さらに、救急箱の存在そのものが、ドライバーや同乗者に安心感を与えるという点も見逃せません。もしもの時に備えているという安心感は、心にゆとりを生み、運転中のストレス軽減にも繋がります。また、万が一事故に遭ってしまった場合でも、救急箱があれば救急隊が到着するまでの間、自分たちで応急処置を行うことができます。 快適で安全なドライブを楽しむためには、救急箱を常備しておくことが大切です。「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、普段からしっかりと準備しておけば、いざという時に慌てることなく対応できます。